25年ほど前のTVCMで、『芸能人は歯が命!』というキャッチコピーの歯磨き粉のコマーシャルがありました。現在の芸能人を見ても歯がとても白くなっていますね。
歯のホワイトニングが定着してきたのだと思います。
イケメンでも、歯が黄ばんでいては評価が落ちますね。
ということで、歯のホワイトニングについて情報をまとめてみました。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは一般的には、『歯を白くする動作、処置』ということになります。
普段皆さんが行っている歯磨きも歯を白くする動作に違いありませんが、通常の歯磨き粉では画期的に歯の白さを求めることはできません。
歯科医院とがで行われているホワイトニングは、歯を削ることなく、薬剤によって歯の黄ばみを分解して自然な白さにしてくれる施術です。
どうして歯が黄ばんでしまうのか?その原因は何なのか?
歯が黄ばむ原因としては、コーヒーなどの色素の強い飲料やタバコのヤニなどが歯の表面に付着することによる汚れだけではなく、歯自体の加齢や遺伝、抗生物質などの影響によって起こります。
加齢やタバコなどの生活習慣による黄ばみは、少しづつきばみが進行するために自覚しにくく、30歳前後から気づきはじめる人が多いようです。
ホワイトニングにはいくつかの種類がある
歯科医院で行われるホワイトニングには、4つのパターン(種類)があります。
オフィスホワイトニング
ホームホワイトニング
デュアルホワイトニング
セルフホワイトニング
以下で種類ごとの特徴をご紹介いたします。
オフィスホワイトニング
歯科医院で施術していただくホワイトニングです。1回の施術で白さの実感が期待できるのが特徴です。歯に専用の薬剤を塗って、レーザーやLEDなどを照射して白くしていきます。目標の白さになるまでに3~5回と比較的短期間で出来るが、色戻りしやすい傾向が見受けられる。
ホームホワイトニング
歯科医院で患者に合わせて作った専用のマウスピースと薬剤を利用して自宅で行うホワイトニングの種類です。歯科医院で歯科医師や衛生士に利用方法を指導してもらいます。一回での効果は少なく、少しずつ白くなるのが特徴で数ヶ月の継続が必要となります。目標の白さになるまで薬剤の追加購入が必要となります。期間が長くかかる分、オフィスホワイトニングよりは色も取りが少ないと言われています。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行して行うホワイトニング施術方法です。期間的には、元の歯の色にもよりますが、2~6ヶ月ほどの期間で短期集中で行われます。ホワイトニングの色ムラになりにくく仕上がりがきれいで、色戻りがしにくいのが特徴と言われています。
セルフホワイトニング
一部の歯科医院で行っているホワイトニングの方法で、ホームホワイトニング用の専用マウスピースを作り、ホワイトニングの施術を歯科医院の光・レーザー照射機を自分で使って行うものです。
ホワイトニングの施術の流れ
ホワイトニングの施術の一般的な流れをオフィスホワイトニングとホームホワイトニングのパターンで紹介いたします。
※ 実施の医院によって異なる場合がありますので、お問い合わせくださ。
オフィスホワイトニングの施術の一般的な流れ
ホワイトニング問診、診断
歯に関する悩みや希望をお聞きします。
その後、口の中全体の診査を行います。
むし歯や歯周病などがある場合は、ホワイトニング施術の前に治療を行います。
知覚過敏の症状がある方には、ホワイトニングの施術により痛みが出ることがあるため、施術ができない場合も考えられます。
ホワイトニングカウンセリング
診断が終了した後、歯の変色の原因や患者さんの希望などを考慮し、オフィスホワイトニングまたは、ホームホワイトニング、あるいは両者を併用するか話合い施術方針を決定いたします。
ホワイトニングクリーニング
ホワイトニングの施術前に、ホワイトニングの薬剤が定着しやすいように、専用器具を使って、歯の表面の汚れなどを除去します。この時点で写真撮影を行い、施術前の歯の色を記録し、施術後との比較に使います。
ホワイトニング薬剤の塗布
歯肉を保護して、歯にホワイトニング用薬剤を塗布します。
ホワイトニング・光やレーザーの照射
オフィスホワイトニングは、ホワイトニング薬剤を使用し、色素を分解して歯を白くしますが、薬剤を塗布しただけでは色素の分解に時間がかかります。
光やレーザーをホワイトニング薬剤の塗られた歯に照射することによって、短時間で歯を白くすることが可能になります。
ホワイトニング薬剤の除去
塗布したホワイトニング薬剤を綺麗に洗い流します。これで一回の流れだ終了です。
希望の白さまで、薬剤塗布以降の行程を数回繰り返すことになります。
ホームホワイトニングの施術の一般的な流れ
ホワイトニング問診、診断、ホワイトニングカウンセリング、ホワイトニングクリーニングまでは、オフィスホワイトニングと同じ行程になります。
ホームホワイトニングを選択した場合、以下の行程となります。
ホワイトニング歯型取り
ホワイトニング薬剤用のマウストレーを作製するため、歯の型取りを行います。
マウストレーが完成するまでには数日かかる為の後日再通院が必要になります。
ホームホワイトニングの実施方法の説明
マウストレーが完成したら、具体的なホワイトニングの利用方法・注意点について説明を受けます。その日以降、2~4週間程度、自宅でホワイトニング施術を自分で行うことになります。
ホワイトニング進行状況チェック
ホワイトニング薬剤が無くなるタイミングで通院し、進捗状況のチャックをしてその後の方針が決められます。希望の白さになるまで自宅でのホワイトニング施術が継続されることになります。
まとめ
歯科医院によるホワイトニングの流れは以上のようになります。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニング、セルフホワイトニングと選択肢が多くなっています。
歯科医院への通院の可能時間を考慮し、自分にあったホワイトニングの方法を選んでいただければと思います。
通院時間を確保できない方は、ホワイトニング効果の高い歯磨き粉を使う選択肢もあるかと思います。
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